2026/4/13 21:22
今日の水の言葉

水ってなんだ?
(英:What the hell is water?)
2005年、アメリカの作家デヴィッド・フォスター・ウォレスがケニオン大学の卒業式で行ったスピーチ(のちの書籍『これは水です』)の冒頭に登場するセリフです。
ウォレスは次のような短い寓話を語ります。2匹の若い魚が並んで泳いでいると、すれ違った年配の魚から「おはよう、今日の水はどうだい?」と声をかけられます。若い魚はそのまましばらく泳いだ後、お互いに顔を見合わせて「水ってなんだ?」と尋ね合います。
魚にとって水は、常に自分を取り囲んでいる環境そのものです。しかし、あまりにも当たり前に存在しているため、自覚的に観察する対象から外れてしまっているという状態を指しています。
この寓話を通して彼は、「最も明確で、どこにでも存在し、重要な現実ほど、認識して語ることが難しい」という事実を指摘しました。私たちが普段無意識に受け入れている思考の枠組みや生活環境を、魚と水の関係に置き換えて客観的に記述した表現です。
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