2026/3/30 21:47
今日の水の言葉

砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しているからだ
(仏:Ce qui embellit le désert, c'est qu'il cache un puits quelque part...)
1943年に出版されたアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの小説『星の王子さま』の作中で、主人公の王子が語るセリフです。
物語の中で、サハラ砂漠に不時着した飛行士と王子は、飲み水を探して夜の砂漠を歩き続けます。月明かりに照らされた砂の風景を眺めながら、王子はこの言葉を口にします。
砂漠は、地表を見る限りでは水がなく、生命を拒む乾燥した空間です。しかし、その広大な砂の下のどこかに、生命を維持するための「水(井戸)」が隠されているという事実が、単なる不毛な風景に意味を持たせています。
作中の中心的な主題である「大切なものは、目に見えない」という概念を、砂漠の砂と隠された水という物理的な対比を用いて、客観的に描写した一節です。
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