2026/3/19
今日の水の言葉

万物のアルケー(根源)は水である
(英:Water is the principle, or the element, of things.)
紀元前6世紀の古代ギリシャの哲学者であり、「哲学の祖」と呼ばれるタレスが残したとされる言葉です。
当時の人々は、地震や天候などの自然現象を「神々の怒りや気まぐれ」といった神話によって解釈していました。しかしタレスは、水が氷(固体)や水蒸気(気体)に姿を変えること、そして植物や動物の生命維持に不可欠であるという事実を観察し、この世界を構成する根本的な物質(アルケー)は水であると結論づけました。
現代の科学から見れば、すべての物質が水からできているわけではありません。しかし、物事の成り立ちを神話や感情に頼らず、客観的な観察と論理的な推論によって説明しようとしたこの姿勢は、西洋における哲学および科学の出発点として位置づけられています。
目に見える現象を事実に基づいて観察し、その奥にある根本的な法則を見出そうとする合理的なアプローチの歴史を示す言葉です。
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