Water Digital

2026/4/26 21:16

今日の水の言葉

冷暖自知(れいだんじち) 

仏教の禅宗において、知識と経験の違いを説明する「如人飲水、冷暖自知(人が水を飲むとき、冷やか暖かかは自ら知るがごとく)」という一文に由来する言葉です。

器に入った水が何度であるか、他人が言葉や数値を用いて詳細に説明することは可能です。しかし、実際にその水が口に触れ、喉を通るときの感覚(冷たさや温かさ)は、本人が自らの身体を通して直接触れなければ真に理解することはできません。

昔の僧侶たちは、この「温度の知覚」という身体的な事実の観察を通して、人間の認識の仕組みを指摘しました。

書物から得た知識や他者からの説明(頭での理解)と、実際に自らが直面し、行動することで得られる体得(経験による理解)との間には明確な境界があります。言葉による情報伝達の限界と、直接的な経験の価値を客観的に記述した言葉です。

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