2026/6/30 21:28
今日の水の言葉

水は、大地の眼である
フランスの哲学者ガストン・バシュラールが、著書『水と夢』の中で記した言葉です。
波の立たない静かな水面は、周囲の木々や空、そして覗き込む私たちの姿を鏡のように反射します。バシュラールはこの現象に注目し、人間が一方的に自然を観察しているのではなく、水面という「眼」を通して、自然の側からも人間が見つめ返されているのだと表現しました。
それまでの哲学や科学では、人間が主体であり、自然は観察して支配する対象であるという考え方が一般的でした。しかし彼は、水を単なる物質として扱うのではなく、人間と自然が互いに見つめ合い、影響を与え合う関係性を示すものとして捉え直しました。
私たちが世界をどう認識しているかを問い直し、自然との結びつきを詩的に表現した言葉です。
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