2026/5/28 21:15
今日の水の言葉
水泳では、水にしがみつこうとすれば沈んでしまう。力を抜いて浮かぶしかない。
英:When you swim you don't grab hold of the water, because if you do you will sink and drown. Instead you relax, and float.)
東洋哲学を西洋に広く紹介したイギリス出身の哲学者、アラン・ワッツの言葉です。
人間は不安や恐怖を感じると、無意識に何かに強くしがみつこうとします。しかしワッツは、その人間の心理的な防衛本能が、かえって状況を悪化させるという事実を「水泳」のプロセスに例えました。
水の中にいるとき、恐怖からパニックになり、水を力任せに掴もうとすればするほど、身体は重くなり深く沈んでしまいます。水面で息をするためには、水にしがみつくことをやめ、全身の力を抜いて「水に身を委ねる」しかありません。
現実の社会でも同様に、コントロールできない事象に対して無理に抗うのではなく、一度執着を手放して流れに任せることが、結果的に自分自身を救い、最も合理的に生きる手段であるという事実を記した言葉です。
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