Water Digital

2026/4/2 21:24

今日の水の言葉

すべての水は完璧な記憶を持っており、常に元の場所へ戻ろうとしている

(英:All water has a perfect memory and is forever trying to get back to where it was.)

アメリカの作家トニ・モリスンが、エッセイの中で記した言葉です。

モリスンは、ミシシッピ川の治水工事を例に挙げています。人間の手によって流路が直線的に作り替えられ、元の複雑な地形が消し去られても、ひとたび大雨などで洪水が起きれば、水はかつて自分が流れていた本来の氾濫原へと広がっていきます。

彼女は、人工的に経路を変えられても元の地形へと戻っていく水の物理的なふるまいを、「水は完璧な記憶を持っている」と表現しました。

この水の性質は、人為的に隠されたり消されたりした人間の歴史や記憶の構造に重ね合わされています。表面上は形を変えられたように見えても、過去の事実はそこに存在し続け、いずれ元の形として表出するという客観的な認識を文章化したものです。

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