2026/8/12 05:52
夏休み特別企画・まだ間に合う、東京湾で出来る自然学習

お盆シーズンに入り、この一週間は会社がお休み、という方も多いのではないでしょうか?このトピックスを読んでいるの皆様の中には、日々の業務に追われ、家族サービスの予定を全く立てていないことに気が付き、焦っている方もおられるのではないでしょうか?
今回は特別企画として、都内で気軽に完結する「東京湾での釣り」を通じた自然学習をお伝えしようと思います。ただし、最初にお断りしておきます。これは、確実に魚が釣れて笑顔で帰宅できるような、お膳立てされたレジャーではありません。
ビジネスの現場では、変数をコントロールし、確実なリターンを求めることを追及している皆様かもしれません。しかし、自然界にそんなロジックは一切通用しません。釣りの成果は、潮の満ち引き、時間帯、水温、そして回遊魚の有無といった、人間にはコントロールできない自然の変数に大きく左右されます。どれほど準備を整えても、100%の成功体験は約束されていないのです。
お子さんと一緒に釣りに行き、そこで釣れなかったとしても、そこでめげないでください。釣れない理由を一緒に考えることも自然学習の一環です。都内ですぐに行くことができ、しかも学習効果もある。そんな私の実体験に基づく「都内の釣り」について今回は解説します。
(ちなみに、この記事のために釣りに行きましたが、ボウズでした。とほほ、、、)
おススメの江東区にある釣り場三選
さて、子どもを連れて都内で釣りをするとなると、最も重要なのは「安全」と「トイレ」です。どんなに魚が釣れるスポットであっても、足場が悪かったりトイレがなかったりすれば、家族で行くには好ましくありません。
その点、アクセスしやすく、トイレなどのインフラが完備されているフィールドとして、私がおすすめするのは江東区の3箇所です。具体的には、豊洲ぐるり公園、有明西ふ頭公園(東京ビッグサイト横)、そして若洲海浜公園になります。
豊洲ぐるり公園と有明西ふ頭公園は電車でのアクセスが非常に良好で、車を持っていなくても気軽に足を運べます。一方、若洲海浜公園は車でのアクセスは容易ですが、電車利用の場合は少し行きづらいかもしれません。(都営バスも走っていますが本数に注意です。)
いずれも護岸がしっかり整備されており、足元が安定しているため、子ども連れでも安心して釣りができる環境が整っています。 では、そこで対峙する「水質」はどうでしょうか。水処理を専門とする私の目から見て、現在の東京湾内湾部が「泳げるほど綺麗か」と問われれば、率直に言って答えはノーです。昔に比べれば大幅に改善されたとはいえ、決して南の島のような透明度の高い海ではありません。
特に夏場から初秋にかけては、水温の上昇に伴って赤潮や青潮が発生し、水が濁って独特の匂いが漂うことがあります。さらには、猛暑による水温上昇で海中の酸素が欠乏し、酸欠で死んでしまった魚が浮いているという、少し残酷な光景を目の当たりにすることもあります。
つまり、釣り場としては常に良いコンディションとは限らないのです。しかし、これこそが都会の海の現実です。綺麗に濾過された水族館の水槽では見ることのできない、濁った海や過酷な環境。それらをあえて包み隠さず見せ、「どうして水が濁っているんだろうね?」と問いかけることも、立派な自然学習のプロセスだと私は考えています。
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