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2026/7/8 01:06

人口減少社会におけるインフラ最適化への糸口

個人的な話で恐縮なのですが、私、マシンガンズの滝沢さんのXが好きで、結構見ていることが多いです。その中で、小学生のお子さんを持つご家庭で、夏休み前に知っておいた方がよい「ごみトリビア」で、水に関する記述があったので、今回はごみ処分における水分について解説記事を書いてみました。


生ごみという名の水分を運び、燃やす不条理

皆さんは「燃えるごみの日」に、一体何を捨てているか意識したことがあるでしょうか。

近年、都市部でも地方でも、プラスチックやペットボトル、段ボールなどの分別回収が進みました。その結果、現在の「燃えるごみ」の袋では生ごみの占める割合が増えてきました。(これを読んでいる皆さんは分別、各自治体のルールに基づき、きちんと行ってますよね?)

そして、生ごみの約8割は水分で構成されています。つまり、我々は日々、大量の水をわざわざ袋に詰めてごみ集積所へと運んでいることになります。水分を多く含んだごみは非常に重く、収集作業の現場に多大な負荷を強いています。(私もゴミ汁という言葉は初めて知りました。。。)

物理的に考えると、ごみ収集車で大量の水を運ぶということは、その重量の分だけ積載能力を無駄に圧迫し、運搬のためのガソリンを余計に消費するということです。さらに、水分を含んだ生ごみは腐敗しやすく、集積所を汚し、カラスや、過疎地域においてはクマなどの野生動物を引き寄せる直接的な原因にもなっています。

そして最大の不条理は、その水を運んだ先にある焼却炉の実態です。当然ですが、水は燃えません。島国である日本では最終処分場(埋立地)の容量に限界があるため、ごみは原則としてすべて焼却して減容化します。しかし、水分をたっぷりと含んだ生ごみは自燃(自ら燃え続けること)ができません。そのため、わざわざ重油などの燃料を追加し、貴重な熱エネルギーを消費して水分を蒸発させてから燃やしているのです。

最近では重油の代わりに、廃プラスチックを助燃剤として燃やすことで燃料コストを抑える運用も行われています。これを日本ではサーマルリサイクル(熱回収)などと呼んで有効利用の一環として扱いますが、欧米の環境基準では単なるエネルギーリカバリーであり、ヒエラルキーの低い処理と見なされます。

そもそも、生ごみに水分さえ含まれていなければ、このような無駄な熱エネルギーの消費自体が不要なのです。水分をガソリンを使って運び、重油を使って燃やす。これが、現在の日本の廃棄物処理インフラが抱える事実なのです。

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