シリーズ「水とビジネス」第1回 水ビジネスのtoG、toC、toBの市場の違い

いつもこのトピックスを見ていただきありがとうございます。今回から、しばらくはこの「水とビジネス」を題材に、シリーズとしてトピックス記事をお届けしていきます。
水処理は社会インフラや産業の裏方であり、私たちの生活に不可欠です。しかし、皆さんの仕事において直接関わることが少ないためか、「ところで原田さんって何をやっているの?」と聞かれる事も多く、そのビジネスの実態は知られていないなぁ~と感じることが多々あります。
就職活動で業界研究をしている学生の方、水関連企業への投資やM&Aを検討している投資家、あるいは水処理に直接関わらなくとも工場やインフラを保有している企業の担当者の方まで。このシリーズは、そんな「水ビジネスのリアルを知りたい」と考える方々のために解説していきたいと思います。
まずは第1回として、水処理ビジネスの全体像と、大きく3つに分けられる市場セグメントについて解説します。
水処理ビジネスの実態が見えにくい理由
水ビジネス、あるいは水処理という言葉は、メディアで「今後成長が期待される有望市場」「世界的な水不足で水ビジネスが熱い」といった文脈で長年語られてきました。実際、気候変動やインフラ老朽化を背景に、水という資源の重要性は間違いなく高まっています。
しかし、その重要性が声高に叫ばれる一方で、水ビジネスで具体的にどうやって利益を出し、誰がどこで儲けているのか、というビジネスの構造や実態について解説した資料などはあまり見かけません。(もし、存在していたらスイマセン!)
その最大の理由は、水処理ビジネスの多くが一般消費者の目に触れない裏方、つまり企業向けや公共事業の領域で行われているからです。私たちが普段生活の中で目にする水といえば、蛇口から出る水道水やペットボトルに入ったミネラルウォーターくらいでしょう。しかし、それらは巨大な水ビジネスのほんの一角に過ぎません。
裏方であるがゆえに、実態が見えにくい。その結果、水ビジネス=なんだか儲かりそう、とか、とりあえず水に関わっていれば業績は安泰、といった、漠然としたイメージが先行してしまっていると思われます。
現実を言えば、水は命に関わるインフラだからこそ公共性が高く、ビジネスとして高い利益率を確保できる領域は極めて限られています。何十年も「大事だ、大事だ」と言われ続けてきたからといって、それだけで勝手に売り上げが立ち、高い利益率を叩き出せるような甘い世界ではありません。
世間で語られる水ビジネスのイメージと、現場で実際にできること、そして利益を生み出せるポイントには、大きなギャップが存在します。「水は儲かる」というステレオタイプなイメージを一旦捨てて、その利益構造を直視し、ビジネスとしての水処理を正しく理解していきましょう。
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