水道展を視察して感じた人口減少期における水道事業の一考察

先日、長崎で開催された「水道展」に行ってきました。水道関連企業や自治体関係者が集まる展示会で、私も業界の動向を知るために足を運んできました。
今回は、そこで見聞きしたことをきっかけに、これからの日本の水道事業について考えてみたいと思います。
日本では、蛇口をひねれば、いつでも飲めるような水が出てきます。海外で生活した経験のある方は賛同してくれると思いますが、これは本当にすごいことなんです。
しかし、人口が減り、水道事業を支える人も減っていく中で、これまでと同じ仕組みを維持し続けられるのでしょうか。
今回は水道展の視察を通じて感じたことを、民間工場の水処理に関わってきた技術者の立場から、少し雑記的に書いてみたいと思います。
長崎の水道展に行ってきました
一般の方にはなじみがないかもしれませんが、日本で開催される水関連の大きな展示会としては、「水道展」「下水道展」「InterAqua」などがあります。また、展示会とは別に、水道研究発表会や下水道研究発表会、水環境学会の年会など、研究成果を発表する場もあります。
各種学会への参加には、通常、参加費などがかかるので、独立して一人で会社を経営するようになってからは、なかなか足を運べていません。もう少し会社が儲かるようになったら、参加したいと思っています(笑)。
展示会は無料で参加できますが、下水道展と水道展は開催地区が毎回異なり、今回の水道展は長崎での開催でした。今回、初めて会場である「出島メッセ長崎」を訪れましたが、会場のアクセスの良さに驚きました。長崎駅から直結しており、当日は雨が降っていたのですが、傘を差さずに会場まで行くことができました。
東京ビッグサイトやインテックス大阪で開催される展示会は、会場が広く、見て回るだけでも結構な距離を歩きます。一方、今回の会場はコンパクトで、各社のブースも近く、見学する側としては非常に回りやすい会場でした。一方、出展企業の方からすると、展示スペースが限られていて、あれもこれも見せたいのに物足りない、という面もあったようです。
水道展や下水道展には、一般的な展示会とは少し違った雰囲気があります。それは、技術を広く紹介する場というよりも、既存のお客様との営業活動の場という性格が強いことです。実際、各水処理エンジ会社のブースでは、営業担当者が自治体の関係者を迎えて案内する姿も多く見られました。不特定多数の来場者に製品を知ってもらう展示会とは、少し趣が異なります。
そんな会場を歩きながら、展示されている新しい技術や製品とは別に、ふと考えたことがあります。これから人口が減っていく日本で、こうした水道インフラを、いったい誰が維持していくのだろうか。今回は、技術解説というよりは、現在の水道事業に対する問題提起として記載していきたいと思います。
続きはコチラ
NEWS一覧へ