2026/5/6 01:50
100回記念、2050年の水処理のビジネス環境がどうなるか予測する。

本連載も、今回でついに100回目を迎えることができました。(本当は番外編が一本あるので、101回目ですが、、、)
水処理という専門的でニッチなテーマにもかかわらず、多くの皆様に読んでいただき、心より感謝申し上げます。今回は100回記念の特別企画として、少し趣向を変え、私の大好きな未来予測(もしくは夢想?!)をしてみたいと思います。
100年後、200年後と言ってもピンとこないため、ターゲットは四半世紀先の2050年としました。今から約25年前の2000年を振り返ると、スマートフォンは存在せず、インターネット環境も今とは全く異なるものでした。そこから現代までの劇的な変化を思えば、2050年の水処理のビジネス環境も想像を超える進化を遂げていることでしょう。
もちろん未来予測ですから外れることもありますが、一つのエンターテインメントとして楽しんでいただければ幸いです。ゴールデンウィーク最終日、肩肘張らずにお読みいただき、明日からのビジネスのヒントに繋がるような視点を提供できればと思います。
予測1:電力革命がもたらす、水争奪戦の終焉
2050年の水環境を予測する上で、最大のキーポイントとなるのが電力問題です。
この時までに、核融合や次世代太陽光発電などにより、エネルギーが無尽蔵かつ超低コストで使えるようになっていたらどうなるでしょうか。エネルギーさえあれば、海水を淡水化することも、排水を極限まで浄化して再利用することも容易になります。つまり、人類が長年争ってきた、淡水(H2O)の確保という根本的な問題自体が解消に向かうのです。
さらに電力の分散化が進めば、巨大な浄水施設から長距離の配管で水を送る必要もなくなり、必要な場所で必要なだけ水を作り出す、源位置での水浄化が可能になります。現在AIの発展により深刻化しているデータセンターの膨大な冷却水問題も、豊富な電力を用いた冷却技術の進化によってクリアされていることでしょう。
水問題の本質はエネルギー問題ともいえます。2050年には電力に大きなブレークスルーが訪れることを期待したいものです。
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