新入社員必見!水処理の基礎用語集

水処理は、私たちの生活や産業を支える重要な技術です。

本ブログでは、新入社員の皆様がスムーズに業務をスタートできるよう、水処理の基礎用語をまとめました。

ぜひ、今後の業務や学習にご活用ください。

水処理とは、水の中に含まれる不純物を取り除き、私たちが安全に利用できる状態にすることです。

水処理の目的は、水の安全性確保、環境保護、資源の有効活用など、多岐にわたります。

  • pH(ペーハー/ピーエイチ):水の酸性・アルカリ性の度合いを示す指標。7が中性で、7より小さいと酸性、7より大きいとアルカリ性。
  • 濁度:水の濁りの程度を示す指標。濁度が高いほど、水中に懸濁物質が多く含まれている。
  • COD(化学的酸素要求量):水中の有機物を酸化剤で分解する際に必要な酸素の量。CODが高いほど、水中の有機物が多い。
  • BOD(生物化学的酸素要求量):水中の有機物を微生物が分解する際に必要な酸素の量。BODが高いほど、水中の有機物が多い。
  • SS(懸濁物質):水中に溶けずに浮遊している物質の総称。
  • 硬度:水中に含まれるカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量。硬度が高い水は、石鹸の泡立ちが悪くなる。
  • アルカリ度:水が酸を中和する能力を示す指標。
  • ろ過:ろ材を用いて水中の懸濁物質を取り除く方法。
  • 沈殿:水中の懸濁物質を重力によって沈降させて取り除く方法。
  • 凝集:凝集剤を用いて水中の微細な懸濁物質を大きくして沈殿しやすくする方法。
  • 吸着:活性炭などの吸着剤を用いて水中の溶解物質や臭気成分を取り除く方法。
  • 殺菌:薬品や紫外線などを用いて水中の細菌やウイルスを殺菌する方法。
  • 膜処理:膜を用いて水中の不純物を取り除く方法。逆浸透膜(RO膜)、限外ろ過膜(UF膜)、精密ろ過膜(MF膜)など、さまざまな種類の膜がある。
  • 浄水場:河川水や湖沼水を浄化して水道水を作る施設。
  • 下水処理場:生活排水や工場排水を処理して河川や海に放流する施設。
  • 排水処理施設:工場や事業所から排出される排水を処理する施設。
  • 除害設備:工場等の排水を下水道に流す前に排水を処理する設備。
  • 水道法:水道の設置、管理、水質基準などを定めた法律。
  • 水質汚濁防止法:水質汚濁を防止するための法律。
  • 下水道法:下水道の設置、管理、排水基準などを定めた法律。

今回は、水処理の基礎用語について解説しました。 これらの用語を理解することは、水処理の業務を円滑に進める上で非常に重要です。

もし、より深く水処理について知りたい場合は、専門業者に問い合わせるか、ウォーターデジタル株式会社にご相談ください。 私たちは、工場のセカンドオピニオンとして、お客様の水処理に関する課題解決をサポートいたします。

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